こんにちは!
元証券ウーマンのさぶ(@sabu_1985)です。
確定拠出年金の運用レポートがそろそろ届く時期ではないでしょうか。
ちゃんと見直しされていますか?
今現在、私の運用利回りは7.8%(2019年5月現在)
確定拠出年金を簡単におさらいしながら、その運用状況を公開したいと思います。
もくじ
確定拠出年金とは?「個人型」と「企業型」がある
個人型は、今巷で話題のiDeCo(イデコ)と呼ばれるもの
企業型は401k(ヨンマルイチケー)と呼ばれることもあります。
個人型(iDeCo)
- 自分で掛金の金額を決め、自分でお金を出す(=拠出する)
- 掛金は自分で出しているものの、全額所得控除の対象となるので、確定申告・年末調整により税金の還付が受けられる。= 節税が出来る
企業型(401K)
- 企業が決まったルールに基づき、企業がお金を出す(=拠出する)
※従業員が一部掛金を負担するケースもあります
※給与で受け取るか運用するか自分で選べる選択性確定拠出年金を導入している企業もあります - 企業が口座管理料などを負担してくれている場合が多い
個人型・企業型共通メリット①運用で利益が出てもすべて非課税になる
通常証券口座で運用すると利益に20%の税金がかかってしまうますが、この運用の利益に対しては非課税。通常利益にかかる20%の税金分有利になります
②加入年数が40年以上だと受け取り時にも非課税
退職金と合わせて2200万円以内であれば、受け取り時も非課税となり税制優遇があります
③60歳までは引き出せないけれど何度でも売買可能
NISA口座であると年間の売買金額が決まっていますが、確定拠出年金は何度でも配分変更やスイッチングが可能で運用の見直しが枠の金額を気にせず自由に行えます。
さぶ
2019年5月現在の運用状況公開
確定拠出年金のお知らせが届きました。
書類上では7.8%
※画像は2018年のもの
(赤裸々大公開・・・♪)
(かなり成績がいい方の様子)
私の運用ポートフォリオ
現在のポートフォリオ
- 外国株式 78.46%
DIAM 外国株式インデックス - 外国債券 21.53%
三菱UFJ DC海外債券インデックスファンド
毎月の買付け指示
- 外国株式 80%
DIAM 外国株式インデックス - 外国債券 20%
三菱UFJ DC海外債券インデックスファンド
※過去は外国株式 70% 外国債券 30%
※一昨年に比率を見直しました
超積極型のポートフォリオになっています。
確定拠出年金のおすすめの配分
リスクを取らないとリターンはありません!
この記事を読んでいただいてる方の年齢がわかりかねますが
私は現在30代前半。
20代・30代ははっきりいってまだまだ若いです。
証券時代メイン顧客は60-80代…
40代のお客様にお会いすると、
毎度「若いな~」と思っていました。
若いということは年を取るまで時間があるということ。
投資をする際、利益に一番味方になってくれるのは時間です。
受取りの出口が近くなってきたら安定運用に。
若くて出口まで長い時(20-30年ある場合)は
積極運用が良いと思っています。
私の運用方針は時間という味方がある他にも、
買いにくい商品をあえて買っているのもポイント。
日本株はスマホでピッと買えちゃいます。
本当自分が証券マンの時には考えられないくらいネット証券の手数料は安く取引も簡単です♪
ですので、自分で買いやすい日本株は外しています。
外国株は購入のハードルが高くて
英語も読めない私には情報収集も難しい・・・。
しかしこれから何十年先も世界経済を引っ張っていく国はアメリカだと思っているので
米国株や米国ドルを持っている方が
資産分散の観点でも成長の観点でも投資先として良いでしょう。
こんな風に考えている私なので
この確定拠出年金の制度で外国株(主に米国株)を買わない理由がありません。
資産がより成長するように外国株を8割、
リスク分散で外国債券を2割入れています。
ちなみに、新興国はリターンよりもリスクが高いと感じているので
現在は除外しています、
2年前に配分をみなおした
もともとは外国株を7割、外国債券を3割で運用していたのですが、配分変更(後ほど説明 💡 )を行い
2年前から外国株を8割、外国債券を2割に変更しました。
配分を見直した理由は、なんとなくです!笑
もっと積極的に利益追求したかったためです。
おすすめの配分
投資は自己判断でお願いします。
もし友人に勧めるならという観点で書きます。
20代・30代
- 元本保証型はなし
- 日本株を自分で買っている人は100%外国株・債券でもOK
- 他に運用していない人は日本株 50%、外国株 50%
40代
- 元本保証型 1割
- 円建て債券10% 日本株 40% 外国株40%
50代
- 元本保証型・円建て債券で50-60%
- 日本株・外国株50-40%受け取りが近くなっていけばいくほど円建て債券または元本保証型に移行させる
\ 参考書籍 /
こちらの書籍におすすめの配分も掲載されています。
配分変更・スイッチング・リバランスとは?
さぶ夫
配分変更
さぶ
今ある資産ではなく、
これから新規に買い付けるものを変更します。
また毎月変更することができますので
いろんな方法を試してみてもいいと思います。
配分変更を考えるタイミングは自由ですが
おすすめタイミングは以下です。
見直しのタイミング
- レポートが届いたタイミング
- 投資環境の変化
- 年齢の節目
投資環境の変化は、
円高・円安、株高・株安など
ニュースで大々的に見聞きしたタイミングでいいと思います。
ニュースをそのまま受け止めるのではなく
「投資するには?」
「利益出すためには?」
と考えて動くとなお良いです。
スイッチング
さぶ
今まで積極的な運用していたものを利益確保したいときなどに使われます。
例えば、外国株投信がとても順調に成長しているけども、
ニュースで景気が悪くなるというのを聞き
一旦現金に戻したいなと思った時に使います。
具体的な例でいうと
外国株投信 ⇒ 元本確保型商品
と指示を出すと利益確定のスイッチングができます。
スイッチングを考えるタイミングも自由ですが
以下のタイミングで検討してください。
見直すタイミング
- 投資環境の変化
円高・円安、株高・株安などニュースで大々的に見聞きしたタイミング - 年齢の節目
40代から50代への突入など
株をはじめ金融商品には値動きがつきもの。
安いところで買い、
高いところで売るのは投資の基本ですが、
美しく最安値と最高値で売買はプロでも難しいのです。
若い年代の方はスイッチングしたあと、
元本保証型のまま何年も持ち続けないように注意してください。
安くなってきた頃には勇気を出して再び値動きのある商品を買い付けないとリターンを追求できません。
さぶ夫
スイッチング自体には手数料がかかりません。
一部の信託財産留保額(売却時手数料)が設定されている投資信託を売却する場合には、売却金額から手数料が差し引かれます。
信託財産留保額は、持ち続けている他の投資家の人に払う手数料みたいなもの。
ですが、確定拠出年金にはこの信託財産留保額が設定されていない投資信託が多いです。
私の運用機関の商品ラインナップでは信託財産保留額を設定している投信は1つだけでした 💡
このように確定拠出年金は投資信託に関わる手数料が0または少ない形で設定されていますのでどんどん積極的に買ったり、タイミングをみて調整しましょう。
さぶ
リバランス
さぶ
運用を続けていくと、掛金の配分と資産残高の配分が違ってきます。
私の場合で言うと、
外国株70:外国債券30で買い付けていましたが
外国株だけ著しく成長して比率が
外国株75:外国債券25になっていました。
そういう時に資産配分の割合を
外国株70:外国債券30に戻すように
調整することをリバランスといいます。
このリバランスはスイッチングによって行います
リバランスのメリットとしては
リスクを抑えて安定したリターンを得ることができます。
デメリットとしては、
リスクを抑えることによりさらに高いリターンを追求することができないといったところでしょうか。
こちらも各ご家庭の運用方針に従い、リバランスを行っても良いでしょう。
具体的な見直し方
運営管理機関にログインする
まずは自分の加入している運営管理機関にログインします。
さぶ夫はJIS&T
さぶは三菱UFJ信託銀行(旧DCJ)
届いたレポートに運営管理期間の名前とサイトが掲載されています。
大切にとっておきましょう
リスク・リターンの考え方
加入している運営管理機関でリスク許容度や診断を行いましょう。
こちらはりそな銀行さまのHPよりお借りしたリスクリターンの考え方の図です。
商品の選び方
預金・保険利率をチェックしましょう
若い方にはおすすめしません。
長い年月引き出せないので物価の上昇率に負けてしまう可能性が高いです。
ぜひ練習だと思って運用しましょう。
投資信託信託財産留保額がかかるかチェックしましょう
騰落率をみて値動きがどれくらいあるものなのかイメージしましょう
投資信託の外国債券や外国株は為替の影響も受けるので去年円安で今年円高の場合、マイナスに振れているかもしれません。
しかし、円高時に海外に投資すると安く商品を買うことができるので気にしすぎなくてもよいでしょう。
信託報酬は年間にかかる運用手数料です。
0.1-0.3%程度ですのでここの多い・少ないは気にしないでよいと思います。
頑張って投信会社も運用しています。
そして確定拠出年金の商品は安めに設定されています。
さらに気になる場合は商品の詳細に飛び、運用実績・商品情報を確認してください。
運用レポートの中に「どこに投資しているのか」が詳細に書かれています。
見直す頻度
なかなか投資に向き合っていない人はどれくらいで見直していけばいいのか気になりますよね。
毎年レポートが届いた時に、確定拠出年金のサイトにログインすることをおすすめします。
配分変更は1~3年に一度
スイッチング・リバランスは5年に一度程度くらいで問題ないと思います。
また受け取りが近くなってきている方は
毎年レポートが届く度にメンテナンスをしていくのが良いと思われます。
そもそも退職等で確定拠出年金を放置しまっている方・・・
放置している間に年間の手数料がとられているというデメリットしかない状態になっています😱
手元にお知らせなどが定期的に届いていませんか?
質問を頂いたのでこちらで回答&詳しくまとめています。
まとめ
企業型確定拠出年金は増えた利益は非課税という
とってもメリットのある資産運用です。
何もよくわかってなくてとりあえず預金100%にしているという方
今すぐに確定拠出年金のサイトにアクセスして、配分変更を行いましょう。
リスクを取らないとリターンはありません。
少し投資の勉強をすれば、この確定拠出年金で用意されている商品が投資初心者にも優しいものになっていることがわかると思います。
投資信託の手数料も、とても安く用意されています。
至れり尽くせりの確定拠出年金の中身の商品を知ることで賢く増やして行きましょう。
専業主婦の方も、旦那さんのレポート要チェックです!
旦那さんの退職金の一部ですよ~!
多い方がいいに決まっています 🙂
\ 参考書籍 /
こちらの書籍におすすめの配分も掲載されています。
\ 我が家のおすすめ証券会社 /
初めまして。この度、息子が企業型の確定拠出年金に加入しなくてはいけなくて 息子は29歳なのでリスクを取った方がいいことはわかりました。
運用商品は会社から8個決められていてそこから選ぶようになっています。
フコクDC積立年金五年
みずほDC定期預金一年
フコク日本債券ファンド
DCダイワインデックス225
フコク日本株式ファンド
三菱UFJ外国債券インデックス
ステートDC外株インデックス
フコク株50大河
です。
選ぶポイントとかアドバイスがあればよろしくお願いします。
こんにちは
ご丁寧に商品をお書きいただいありがとうございます。
ざっとモーニングスターで商品を確認しました。
http://www.morningstar.co.jp/
私であれば、
DCダイワインデックス225
三菱UFJ外国債券インデックス
ステートDC外株インデックス
を購入するかなと思いました。
特にDCダイワインデックス225 は日本株に連動する商品ですがコストも安いので
日本株を資産として持っていないのであれば3-5割組み入れてもいいかなあと思います。
もし日本株を別途投資しているのであれば
外国債券と外株で構成してしまうので良いのではないかなあと思います。
(三菱UFJ外国債券インデックス・ステートDC外株インデックス)
フコク株50大河はバランスよく?
一つの銘柄で分散投資していますが
円債の比率が高めなので少し保守的
かつ、信託報酬の合計が高いのであまり私は食指が動きませんでした。
あくまで、私であれば・・・という考えですので。
ご参考にとどめて頂ければ幸いです。
さぶさん、はじめまして!
来年春から産休育休を貰う予定の現2歳児ワーママです!!
質問させていただいても宜しいでしょうか?
私の会社は選択型の確定拠出年金なんです!(今給料として貰うか、給料から天引きされるかを選ぶんです。)
確定拠出年金をしたいと思っていたのですが、これだと育児休業給付金が減る、月々受け取れる厚生年金が減る、など調べるうちにデメリットがいくつか出てきました。
さぶさんの会社は強制の企業型確定拠出年金でしょうか?
このデメリットがあっても節税できますし、もしかしたら保育料も下がるかもしれないし、リターンが大きくなるであろう企業型確定拠出年金を選びますか?
宜しければ考えを教えてください!!
べあさん
コメントありがとうございます!
選択型なんですね。
お書きになられているデメリットは知っていたのですがあえて省きました。
なぜなら、給料として受け取らずそのまま投資に回すのであれば額面の給料が減る=かかる税金も減る=育児給付金や厚生年金も減るのは当然だなと思ったわけです。
もし、今給料としてもらい、自分で何かの投資をするとなると
額面の給与⇒諸々かかる税金⇒手取り⇒そこから投資に回す
という流れになりますが、
もし確定拠出年金を申し込むと
確定拠出年金年金⇒額面の給与⇒税金⇒手取り
となり税金面が少しお得であるなあと感じています。
でも育児給付金が減るというところがどうしても気になるようでしたら、復職してから選択されるのでもよいのではないでしょうか(^^)
さぶ様
こんにちは
悩んで検索しているうちに、こちらへたどり着きました。
投資の事など全くわからない素人なんです。すみませんがお力お貸しください。
9年前、主人の会社で401Kが始まりました。全員強制で退職金の1/3分らしいです。
さぶ様と同じ 三菱UFJ信託です。
最初3年位は何もわからず、ほぼ元本保証のような物に設定していました。
でも、当たり前ですが本当に利益が増えて行かないので、思い切ってリスクの高いと言われる物に変更しました。
資産評価額の構成比は
元本確保型 7.3%
国内債券 11.9%
国内株式 37.9%
外国債券 7.6%
外国株式 35.3% です。
今の運用利回りは 4.74%です。
1週間に1度位、スマホで評価損益を確認していて、最近まで評価損益が200万円位だったのが、この1週間で167万円になりました。
実は主人がもう54歳なんです。
あと、6年しかないとリスクが高い物は危険ですよね?
欲を言えば、また評価損益が200万円位になってから元本保証の高い物に変更したかったのですが、このままもっと損益が悪くなれば…と不安でなりません。
さぶ様のお考えを聞かせてもらえたら、と思いコメントさせていただきました。
お忙しい所申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします。
猫好き母さん
こんにちは!
私はもう証券マンではないので
参考までに聞いていただければと思います。
今の運用利回りは 4.74%です。
すごく良い成績だと思います。
ここ最近夕方や朝のニュースでも株価下落のニュースが流れたと思います。
こういう時に売ってしまうことを狼狽売りといいます。
株は生き物ですので上がったり下がったりします。
あと6年。
まだまだ長いです。
目先を見るのではなく、6年先を考えましょう。
今回の下落は特に大きな原因がある下げではありませんでした。
リーマンショック・サブプライムローンみたいな理由があるわけではなかったですよね
大きく構えることが大事です。
ちょっとずれますが、こちらの記事も読んでみてください。
http://u0u1.net/MELK
不安になって金融商品を変えることはあまりよくないので
しっかり勉強してから変更しましょう!
さぶ様
お返事ありがとうございます!
金融商品を変えるのは、あまりよくないんですね。
大きく構え、勉強もしっかりしていきたいと思います。
おかげ様で気持ちが楽になりました。
本当にありがとうございました。
気持ちが楽になったならよかったです!
金融商品と向き合うと焦ってしまうこともありますが
ほったらかすつもりで、勉強しながら大きく構えること、とても大事だと思います。
良いパフォーマンとなりますように♡
さぶさん、はじめまして!
2児のママのここくると申します。
投資信託初心者で、どうしたらいいかわからず、悩んでいます。アドバイス頂ければ幸いです❗
実は主人の会社が401kを導入しました。主人も私も投資など全くわからず、最初は元本確保型で。利回りがマイナスだったので現在は
国内株式 49.4%
国内債券 23.7%
海外株式 14.1%
海外債券 9.6%
元本確保型 3.2%
で運用しています。
初回入金来利回り マイナス0.78%
直近一年利回り マイナス5.8%
利回りがマイナスなので私は不安で仕方がありません。配分変更した方がよいのかアドバイスを下さい。
因みに選択した6商品のうち、5商品が信託報酬が1.6%以上します。これも気になるところです。
はじめまして
お忙しいところすみません
401Kのことで悩み、検索していてこちらにたどり着きました。
会社負担の401kですが 手数料の高いアクティブファンドの他に定期預金があるだけで インデックスファンドはひとつもなく選びようがありません。
仕方なく現在は定期預金100%にしています。
インデックスファンドを組み入れてもらうには どこにどう働きかければいいのでしょうか
的外れな質問でしたら申し訳ないです。